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2017 年06 月09 日掲載:

中高生と大学生スタッフが共に学び合う学習支援「Smyle」


ささしまサポートセンターでは、2013年より名古屋市の委託を受けて、中村区の生活保護世帯・生活困窮の状態にある世帯・ひとり親世帯の中学生と高校生の学習支援活動を行っています。
この日は、中村区内の公共施設に集まり、塾に通えない等の理由で、家だけでは十分に勉強ができない中高生が集まり、宿題や進学を目指した勉強をしていました。
中高生をサポートするのは、「サポーター」と呼ばれる大学生スタッフです。勉強でつまずいたところを教えたり、一緒に問題を解いたり。集中力が途切れてしまう生徒を励まし、課題をやり遂げた時には「全部できたね!すごいね!」と喜びあいます。また、休み時間には部活や学校での様子を聞いたり、一緒にゲームをしたりおやつを食べてリラックスしながら、自然に家庭や友人関係の悩みを聞いたりもしています。生徒たちは帰る前には今日の「ふりかえり」(感想やこれからの目標、相談したいことなど)を書き、大学生がひとりひとりのふりかえりに対してコメントやアドバイスを書いています。
このように、ささしまサポートセンターの学習支援活動では、単に勉強を教えるだけでなく、大学生をはじめとするスタッフが丁寧に関わることで、中高生の自己肯定感を伸ばし、人と関わりあうことの豊かさを知ってもらうことをねらいとしています。同時に、大学生やスタッフも、中高生との関りを通じて、さまざまな境遇にある人に共感し、ともに生きることについて考えを深める機会となっています。


この日新たに学習支援サポーターとなった、日本福祉大学看護学部2年の長谷川しおりさんは「初めて出会う中高生に、どのように関わったらよいか分からず、難しいなと思うこともありました。でも、これからも来られる日は参加したいと思います」と話してくれました。