ささしまサポートセンターでは子どもたちと一緒に社会的・文化的な体験の場と安心して過ごせる時間をつくる「みんなの居場所　まいまい」を実施しています。

この夏、「まいまい」のみんなが、大治町で住宅の工事などを手がける「有限会社ギオ」の戸谷健一郎さんのご指導のもと、3日間かけて事務所のベンチとカフェ風のすてきな看板を作ってくれました。

1日目はカフェ看板の絵の下書きをしました。子どもたちと戸谷さんがすっかり打ち解けたあと、2日目の午前中は木の板に実際に絵を描きました。初めてアクリル絵の具を使った子どもたちは、よく乾かしてからでないと重ね塗りができないと分かり、時間をかけて絵を完成させていました。

お昼からは戸谷さんが子どもたちに「自分が座ってみたいベンチってどんなベンチ？」と問いかけ、そのイメージを描いてみました。ハンモックみたいなベンチ、カピバラのベンチ、かたつむりがのっているベンチ、ハムカツ色のベンチ、屋根と机があるベンチ…といろんなアイデアが出ました。

次に戸谷さんは「事務所には僕たち以外にも来る人がいるよね？誰が来るかな？来た人みんなにとって座りやすいベンチってどんなものかな？」と聞きました。絵画教室のマイク先生も来るね！小さい子も座れるように、高さは低めがいい！三人くらいでゆったり座れるといいね！と、子どもたちは使う人のことを考えながら、ベンチのデザインを考え始めました。

3日目は戸谷さんに道具の使い方を教わりながら、ベンチを組み立てました。

子どもたちはドリルの順番待ちの間はやすりがけの作業を手伝うなど、協力しあって素敵なベンチと看板を完成させました。皆さんも事務所にお越しの際は、ぜひ座って語らいのひとときを楽しんでください。

「みんなの居場所　まいまい」では、一緒に楽しい時間を過ごす小中学生の皆さんを募集しています。中村区内の小中学生で、放課後をひとりで過ごすのが不安な子や、面白い体験がしてみたい子はいませんか。詳しくは　office@sasashima.info （担当：伊藤）までお問合せください。