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緊急レポート(4)
新型コロナウイルスの感染が拡大し、社会の中に大きな不安が広がっています。緊急事態宣言は解除されましたが、第2波・第3波の到来も警戒されており、何より、ホームレス状態にある人や生活困窮者へのコロナ禍の影響は、しばらく続くことが予想されます。ささしまサポートセンターの活動現場から見えてくるコロナ禍の影響を緊急リポートします。
4.ささしまサポートセンターは、今後も感染拡大に留意しながら活動を継続します
ささしまサポートセンター(SSC)では、コロナウイルスの感染拡大防止のため、4月から一部の活動を休止しました。アパート訪問活動や、たくさんの人が集まって飲食もするサロン活動などです。
しかしながら、SSCの活動は感染症の問題がなかったとしても心身の健康や生活に不安が大きい人と共にあるものです。そのため、全ての活動を休止することはせず、メンバーの医師や保健師からのアドバイスを守りつつ、出来る範囲で活動を続けてきました。
炊き出し会場や野宿生活をされている方のもとを訪れる巡回相談、中村福祉事務所での相談活動は、感染予防のためマスクを着用し、いわゆる3密を避け、アルコール消毒や透明シートを活用して継続しています。
ただし、不安を感じるボランティアさんには決して無理をなさらないように呼びかけ、ご自身の心身の安全を最優先にしていただくようにしてきました。
また、相談にお越しになる方への感染予防の啓発にも取り組みました。ボランティアで参加している藤井かし子さん(看護師)を中心に、炊き出しに訪れた方向けに予防について呼びかけを行いました。野宿生活をしている方などはTVやインターネットを通じてコロナウイルスに関する情報を得ることが難しい方が多いためです。
ボードを使ってお話をしましたが「字が小さくて読みづらい」「漢字にふりがなを付けて」といった現場での要望を受け、内容をアップデートしながら取り組みました。
普段から炊き出し相談の会場ではマスクや石けんをお配りしていますが、この呼びかけを機に取りに来られる方が増えました。
◆活動を支える資金の提供にご協力ください
炊き出し相談などの活動は皆様からのご寄付のみによって支えられています。法人の財政は赤字が続く厳しい状態ですので、引き続きご支援をよろしくお願いいたします。
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