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2021 年07 月28 日掲載:

【SSCボランティアインタビュー①】生活・医療相談 松島周平さん

ささしまサポートセンターには、年齢も職業もさまざまな方がそれぞれの関心やご都合に応じて活動に関わっているボランティアの方がたくさんいらっしゃいます。
そんな方々にお話をうかがいました。今回は主に毎週木曜夜の炊き出し会場での生活医療相談のメンバーとして活動する、松島周平さんのお話をうかがいました。

インタビュアーは日本福祉大学の「在学ギャップイヤープログラム」の一環としてささしまサポートセンターで活動していただいている、松本大樹さんです。(事務局・石黒)

皆さんこんにちは!日本福祉大学3年生の松本大樹です。

今回は、ささしまサポートセンターの理事を務め、生活・医療相談(炊き出し会場での相談)ではまとめ役の1人として活躍されている松島周平さんにインタビューをさせていただきました。
その内容をまとめさせていただきましたのでぜひご覧ください。

 

Q1:松島さんがささしまサポートセンターに関わるようになった経緯を教えてください。

15年も前の事になるのですが、日本福祉大学の学生だった頃、授業のゲスト講師として来られていた藤井克彦さんのお話を聴き、ささしまサポートセンターの前身である「笹島診療所」の活動と路上の現状に関心を持ちました。

それからは社会的な課題に関心を持ちつつも、行動に移せないでいました。そんな時、たまたま見ていたニュース番組で森亮太理事長(医師)の特集が流れていました。「命に格差は無い」との見出しとともに路上での活動が紹介されていました。すごくカッコ良く印象に残りました。その番組の中で「ささしまサポートセンター」という名前が出ていました。15年前の藤井克彦さんの講義を思い出し、すぐに、ささしまサポートセンターに「活動に参加したい」とメールをしました。あれから4年、沢山の出会いと学びがありました。今思うと藤井克彦さんと森亮太理事長の存在が大きかったですね。

左から2番目が松島さん。相談後の「まとめ」(今日の相談内容と対応をみんなで共有する場)の様子。

Q2:松島さんの感じる「ささしまサポートセンターの良さ」を教えてください。

ささしまサポートセンターは「頑張らなくても参加できる」という良い意味で緩さがあって、毎週来る人もいれば、来ることができるときに来るという方もいる。こんな感じで活動に対して「人それぞれの関わり方」ができるというところが良さだと思います。

ささしまサポートセンターはいろいろな活動と事業をしていて、歴史がある団体だけど敷居が高くないですよね。中にスッと入れる感じで、「いつでもどうぞ」という雰囲気が僕には合っているのかなと思います。

また、厳しい現実の中にも“人と人”の温かみある関わりが大切にされています。生活医療相談の現場では「仕事、住まいを失った」「体調が悪いがお金がなく病院に行けない」など困難に直面している方々と出会います。じっくりと話を聞いた後に、必要であれば、行政や医療機関につなげますが、つなげて終わりではありません。その先も時間をかけて伴走する“人と人”の関わりがあります。

 

Q3:松島さんからは「物腰の柔らかさ」を感じるのですが、何か意識されていることはありますか?

特に意識はしていないですね。意識するだけの経験も知識も無いし、自信の無さが逆にそういう形で出ているのかもしれないですね、一緒になって悩んじゃいますし(笑)

むしろあの場所(生活医療相談)に居させてもらっているくらいの感覚なので、わからないなりに自分にできることが無いかなという姿がそういう印象に繋がっているのかもしれませんね(笑)

 

インタビューをさせていただく中で松島さんから「他者に対する敬意」を感じました。人を敬う姿勢が松島さんの優しい人柄に繋がっているのではないかと思います。そしてその優しい人柄に僕自身救われています。今後も松島さんが様々な場所でご活躍されることをお祈りしています!

◆ささしまサポートセンターでは、常時一緒に活動していただけるボランティアさんを募集しています。
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