ささしまサポートセンター（SSC）では、以前は野宿だった方がアパートに住んでからも、孤立せずに暮らし続けられるよう、ふらりと立ち寄っておしゃべりやゲームを楽しめる「みちくさカフェ」を毎月開催しています。

「みちくさカフェ」には保健師や看護師の資格を持つボランティアも参加しており、気軽に血圧を測ったりちょっとした健康相談をすることもできます。

この日のみちくさカフェには16名が参加。（うちボランティア3名）。カフェ常連のAさんがボランティアの学生さんに将棋を教えていました。

SSCと出会うまでのAさんの人生は波乱万丈。安定した生活を送れない期間が多かった方でした。

出会ってからも本当に色々なことがあり、いつも順調とは言えない毎日ですが、今ではSSCの内外に友人知人もでき、この日初めてカフェに来た学生さんにも穏やかに接してくれました。

生活や医療の相談はもちろん、こうしたサロン活動を通して関わる方の様々な才能や人柄にふれることができるのも、SSCの活動の醍醐味だと感じます。

学生さんは「皆さん優しくて、初めての私にもたくさん話してくださり楽しい時間を過ごせました」

他のボランティアの方は「オセロや将棋を楽しみながら、誰かに教えることによって人は成長できるんだなと考えさせられました」と活動をふりかえっていました。