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お知らせ・イベント

2020 年04 月14 日掲載:

恒例の生活保護学習会を開催しました

アパート生活をしている人たちの交流会「オリーブの会」では、毎年4月に生活保護についての学習会を実施しています。

学習会では、元ケースワーカーの方に講師になってもらい、今年度の生活保護基準の変更点などを説明してもらった後、参加者が普段感じている生活保護についての疑問を出し合いました。

 

(参加者からの意見や質問)

・70歳になると生活保護費が大きく下がるが、電気代も変わらないのに、本当に困る。

・いま住んでいるアパートは住環境が悪いので市営住宅に入りたいのだが認められるだろうか。

・精神疾患があり、アパートの他の住民とのトラブルに困っているのだが、引越しは認められないのだろうか。

・コロナ対策で国からの補助金がもし支給されたら収入認定されるのだろうか。

・昨年10月に生活保護基準が引き下げられた時に審査請求をしたのだが認められるだろうか。

・アパート入居時の保証人や緊急連絡先がどうしても見つからなかったらどうなるのだろうか。

 

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今回は新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中での開催となりました。

入口で検温して、手洗い(30秒)・うがいをし、手指消毒して、マスクを配り実施しました。いつもはみんなでお菓子をつまみお茶を飲みながらの学習会ですが、今回は席の間隔を空け、飲み物やお菓子は袋に入れて持ち帰ってもらいました。

 

ささしまサポートセンターでは、野宿からアパート生活に移ったあとも関わりを続けることや、みんなで集まって楽しむ機会を大切にしてきました。感染防止の体制をとることが難しく、休止している活動もあります。

もとより心身の健康に不安を抱える方が多い中、他愛のないことを話して笑える場を行わないことは苦渋の決断でもあります。一方で、仕事や住まいを失い相談に来られる方は絶えません。スタッフやボランティアも含め、関わる人みんなの健康に留意しながら、できる活動を続けていきたいと考えています。

◆活動を支えるご寄付を募っています

生活に困った時にいつでも相談でき、お互いに支え合える場所を続けていくために、皆様のご協力をお願いします。

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