ささしまサポートセンターでは、毎週木曜の夜18：30～20：00、若宮大通高架下の炊出し会場（成田山萬福院前）の一角で、生活・医療相談を行っています。
今年からボランティアとして活動に参加されている水野雅代さんは歯科衛生士さんです。
経験を活かして相談の現場でも歯ブラシを配りつつ、歯の健康相談に応じられています。水野さんに活動について書いていただきましたので紹介いたします。

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私のライフワークのひとつとして、炊き出しの場での「生活・医療相談会」に参加させていただいています。
相談会での人と人の出会いは自分の人生にとっても有意義で、大切なこと。たくさんの方との出会いの中で、学ぶこともたくさんあります。
私の職業柄、一番気になるのは「口の健康」です。口といっても、歯のことだけではなく、顔をうごかす筋肉のことや嚥下のことなど、たくさんのことが気になります。
相談会で出会う方の中には、歯がほとんどなくなっている方もいるため、その方々の口の健康に対する意識を、どう高められるのかが、私の宿題かと思っています。
ただ、口の中のことは他人に知られたくないことのひとつで、繊細なことだと思います。その中で、どのようなきっかけを作っていくかが課題だと思います。
医療相談の中でできることは限られるので、歯ブラシをお渡しするときに、口の健康の大切さについてお知らせする印刷物でも配るとか、でしょうか。
一番やりたいことは、一人ずつにお口の中を見せて頂き、歯の磨き方をお話しできるといいなということですが、それが求められていないことも理解できるので、悩ましいところです。
お仕着せにならず、出会う方々に寄り添える歯科衛生士として、役割をすすめていきたいと思います。

健康相談のサポート中の水野さん（写真奥）

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