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2022 年08 月12 日掲載:

炊き出し会場で署名集めを行いました

今、厚生労働省が2013年から実施した生活保護費の大幅な引き下げの撤回を求めて、全国で1000人を超える利用者が国などを訴えています(「いのちのとりで裁判」と呼ばれています。)
2020年6月の名古屋地裁では、保護費の引き下げにあたり自民党の公約の影響を受けていたことを認め「自民党の政策は、国民感情や国の財政事情を踏まえたもの」であり違法とは言えないという異例の判決が出ています。国の「最低限度の生活基準」を定める生活保護基準に明確な根拠が示されないまま、引き下げに問題は無いと判断されたのです。
これを不服として愛知の原告は控訴しています。弁護団は名古屋高裁に対し、合理的な根拠に基づいた公正な審理をお願いしたいという署名を集めています。
ささしまサポートセンターでは、何よりも現在生活保護を利用している人や、生活保護基準以下での暮らしを余儀なくされている方にこの問題を知っていただき、一緒に裁判を応援していこうと考えました。そこで、毎週木曜に炊き出し会場で行っている生活・医療相談チームを中心に、炊き出しに来られている方に声をかけて署名を呼びかけました。
会場では炊き出しに並ぶ方に対して裁判の概要を説明し、ボランティアがパンフレットや署名用紙を持って署名を呼びかけました。「裁判のことは知らんかったけど、生活が苦しい実感があるから署名する」といった声が聴かれました。炊き出しを実施しているささしま共生会や福信館のボランティアさんも合わせて52筆の署名が集まりました。
ささしまサポートセンターではこれからも一人ひとりの小さな声を大切にしながら、社会の制度をより良くしていく活動にも取り組んでいきます。
〇「いのちのとりで裁判」についてはこちらから
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